スマート農業を取り入れ、労働時間の短縮と収量の増加を実現
取り組み内容
東員町を代表する農産物、米・麦・大豆を生産
斉藤來洲は、東員町にある総面積84ヘクタールの広大な農地を管理し、米、大豆、麦のほか、キャベツなどを一年を通じて生産、販売しています。
米は、一般的によく知られ全国でも生産されている「コシヒカリ」のほか、「ミルキークイーン」「結びの神」を栽培。なかでも「結びの神」は米粒が大きくしっかりともちもち感のある品種で、「みえ安心食材認定」を取得した登録生産者だけが作れる三重県のブランド米です。
小麦は、東員町で最大作付面積を誇る「あやひかり」。三重県の特産品「伊勢うどん」の麺の材料として利用されている品種です。
大豆については、サチユタカ、フクユタカのほか、栄養価が高い希少品種である「ななほまれ」を東員町の大豆栽培実証圃場で栽培、東員町が推進するマメマチプロジェクトに栽培者として協力しています。ななほまれを原料として製造したきな粉は東員町の特産品として知られています。
ていねいな排水対策と土壌づくり+スマート農業
天候に左右されがちな農業ですが、土壌づくり、水の管理など、各工程で必要な基本の作業をていねいに行うことを大切にしています。心土破砕を行って排水性を確保したり、溝掘機の掘り取り部分を改良して作業を省力化するなど、圃場の準備段階から排水対策、良好な土壌づくりに力を注いでいます。
そして、その農業経営の最大の特徴が、スマート農業を積極的に取り入れていることです。
ドローンを活用した肥料・農薬散布、トラクターの自動操舵装置、スマホを使った農地・資材の管理など、最新のスマート農業技術をいち早く導入することで、労働作業時間の短縮、収量の増加を実現、常に農業経営の改善と品質の向上をめざして尽力しています。
なかでも小麦生産については、こうした取り組みが高く評価され、2022年度全国麦作共励会で全国1位の農林水産大臣賞(個人の部)を受賞しました。全国麦作共励会は、毎年生産技術の向上と農業経営の改善の面で創意工夫を持ち、先進的で他の農業者の模範となる麦作農家を表彰しています。
また、地元の小学生を対象としたイベント開催にも積極的に取り組み、大豆の収穫体験や田植え体験などを通して、子供たちに農業の魅力を伝えています。
同社の取り組みは、ゴール2(飢餓をゼロに)を中心に、ゴール1(貧困をなくそう)ゴール8(働きがいも経済成長も)ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)ゴール10(人や国の不平等をなくそう)ゴール13(気候変動に具体的な対策を)ゴール15(陸の豊かさも守ろう)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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