休耕地を活用して障がい者がいきいきと働くファームを運営
取り組み内容
「農・福連携のまちづくり」で地域活性化
株式会社シグマサポートが運営する「シグマファームとういん」は、野菜や果物、花の栽培を通じて、障がいのある方々に社会へはばたくきっかけを掴んでもらうことを目的とした就労継続支援A型事業所です。四季を通じて、さまざまな露地野菜(なばな、キャベツ、さつまいも、玉ねぎなど)や果樹(ぶどう、ブルーベリー)、花苗などを栽培・生産しています。
シグマグループでは2012年12月にシグマホールディングスの特例子会社として「シグマフロンティア」を設立し、本格的な障がい者雇用の第一歩をスタートしました。三重県松阪市にある自社工場(松阪事業所)での受託事業、近隣企業構内でのBPO事業、紹介予定派遣事業など、多岐にわたって障がい者の就労機会を広げてきました。そうしたノウハウを活かして2014年にシグマサポートを設立し、「シグマファームとういん」の運営を開始。農業と福祉の連携を実現し、地域活性化の大きな原動力となることを目指しています。
休耕地を活用し、地元の食を支える存在に
「シグマファームとういん」のメンバーは、年齢が10代から60代と幅広く、抱えている障がいもさまざまですが、それぞれの能力を活かしながら多岐にわたる業務をこなしています。自分たちが育てた作物を市場に出荷して、たくさんの人たちを笑顔にすることが、ここで働くメンバーのやりがいとなっています。
農地は遊休状態で放置されていた土地を東員町の地主から借り受け、土地の改良から手掛けています。
収穫した野菜は地域の直売所のほか、イベントやマルシェでも販売しています。ブルーベリーが近隣の保育園のおやつに採用されるなど、地元でも好評です。主な露地野菜は、環境に配慮した生産方法、食の安全・安心を確保する生産管理により生産した農産物として、「みえの安心食材」マークを取得しています。また、地元の子どもたちの収穫体験の場として活用するなど、食育推進にも取り組んでいます。
同社の取り組みは、ゴール8(働きがいも経済成長も)を中心に、ゴール4(質の高い教育をみんなに)ゴール10(人や国の不平等をなくそう)ゴール16(平和と公正をすべての人に)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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