選手が小学校等を訪問して、サッカー教室やキャリア学習を実施
取り組み内容
ヴィアティン三重は、三重県を拠点に活動するサッカークラブです。スタジアムがある東員町をはじめ、桑名市・いなべ市・菰野町・川越町・朝日町・木曽岬町の7市町をホームタウンとして、男女問わず、子どもから高齢者まで、地域の幅広い人から愛されています。もちろん目標はJリーグ入りですが、日々の練習に励むだけではなく、サッカークラブのさまざまな活動を通して地域課題の解決の一助になることをめざしています。
保育園、幼稚園、小学校でサッカー教室やキャリア学習
ヴィアティン三重では、幼稚園年中から小学6年生の男女を対象としたサッカースクールを事業として展開しており、サッカーの基礎技術や戦術的なトレーニングを行っていますが、それとは別に、選手とスタッフが町内にある保育園、幼稚園、小学校を訪問して、サッカー教室を実施しています。地域の子どもたちにサッカーのいろはを教えることで、サッカーの楽しさはもちろん、体を動かすことの楽しさ、ルールを守ることの大切さを伝えています。このサッカー教室をきっかけにサッカースクールに通うようになった子どももいるそうです。
また、小学生向けには、キャリア学習として、Jリーグ経験のある選手が小学生のときにどのような夢を持って、どのような思いを持って過ごしていたかなどを語り、夢を持つことの大切さを伝え、子どもたちの健全な成長を促しています。
東員町教育委員会では、すべての子どもたちが、社会でいきいきとした自分の人生を歩めるように、「東員町16年一貫教育プラン」を策定。胎児期(-1歳)から義務教育終了(15歳)までの16年間を通して、子どもたちの「基本的信頼感」「自己肯定感」「自己有能感」の「3つの感」を育むことを目標としています。
こうした町の姿勢もあって、東員町での学校訪問は活発です。町内にある6つの保育園、6つの幼稚園、6つの小学校それぞれに年に1回は訪問しており、子どもたちの意欲を高める保育・教育に一役買っているようです。
地域課題の解決に向けて
2023年7月、東員町の地域福祉推進と住民の「3感(基本的信頼感・自己肯定感・自己有能感)」の向上に寄与することを目的とし、社会福祉法人東員町社会福祉協議会と連携協定を締結しました。ウォーキング教室や地域の祭りなどに積極的に参加し、街が元気になるように取り組んでいます。
また、2024年6月には、トップチームの選手たちが認知症サポーター養成講座を受講しました。認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」として活動し発信することで、ヴィアティン三重のサポーターたちをはじめ、町民一人ひとりが自分の周りに目を向けるきっかけとなることが望まれています。
日本トランスシティ、ヤマダイ食品、三重平安閣グループなど地元企業をはじめとする多くのパートナー企業の協力にも支えられて、地域に根ざした活動を続けています。
同社の取り組みは、ゴール4(質の高い教育をみんなに)を中心に、ゴール3(すべての人に健康と福祉を)などその他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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